写真は先日よくお世話になっているディレクターさんに里子に出す事になったCB400君に、最後に跨るの図です。
400君に初めて会った時は、重さと大きさに戸惑い…、
ウィンカーを出すのさへワタワタして…、
スパルタマネージャーの鬼の叱咤に、涙を滲ませ握りしめたグリップも…、
苦手な右折を克服する為の特訓では、「出来ないかもっ!」と一瞬迷った瞬間、ハンドルを切り損ねて転倒させてしまい、コンクリートの上に散乱したウインカーや、メーターカバーの欠片を泣きながら拾い集め…、
免許取り立て一週間で、いきなりのせられた高速で、凍えた足を暖めてくれたタンクも…、
足がちゃんと着くようにアンコを抜いた固めのシートとも…、
今日でお別れです。
あんまり可愛がってあげられなくてごめんね。
お別れの前にスカートだったけど記念に跨ってみました。
ここ数年は事務所の他の社員さんの所にいたので、CB400君とは本当に久しぶりに会いました。
今思うと彼に乗るようになって3~4ヶ月ぐらいで600ccのホーネット君に乗り換え、
2年ぐらいでホーネット君と入れ替わりにCB1300ccさんがやってきました。
彼女は自分の身体には見合わないぐらい大きくて重たいけど、高速や山道では非常に快適です。
そう、いちいち停止する必要がなければ最高です。
バイク免許を取り立ての頃にCB400君と走った峠の山道の苦労が嘘の様です。
ホーネット君に乗り慣れた頃に久々にCB400君に乗った事がありました。
それはまるで自転車に跨っているかの様で、軽くて細く、頼りなげで、かえって怖いとも感じた事もありました。
でも、都内の街中を走るのにはきっと小回りが利いて、一番合っていたのかも知れません。
里子に出す為に迎えに行く道すがら、数年振りに会うCB400君は1300さんに見慣れてしまった今の私からは、きっとうんと小さく感じるんだろうななんてタカをくくっていたら…
「あれ?けっこう大きく感じる…」
この1~2年、体調や天候のタイミング合わず…というか大きさに怖気づいたり、
レギュラーが始まったりして、万が一を考慮してバイクに乗るのを控えているうちに、
400君でも大きく感じる様な根性無しになってしまいました。
この先が思いやられます。筋力もっと鍛えとかなきゃ!!
でも最近激暑の夏か、寒すぎる冬ばかりで、風が気持ちいい初夏と初秋がすご~く短いですよね。。。
とまたひよっている今日この頃です。
CB400君初心者の私を支えてくれてどうも有難うございました。
新しいオーナーさんのもとで、もっともっと可愛がってもらってください。
